「ソロ活」「ひとり遊び」を最高に楽しむマインドを手に入れた話

50代になり、子どもたちもすっかり大きくなると、一緒に出かけたり遊んだりする機会は本当に少なくなりました。あれほど当たり前だった家族との時間が、いつの間にか静かな思い出に変わっていることに、ふと気づく瞬間があります。

妻とは仲が悪いわけではありません。ただ、もともと四六時中行動を共にするタイプではなく、それぞれが自分の時間を大切にする関係です。
例えば、二人で買い物に行こうとすると「どちらかの時間が拘束されるのはもったいない」と妻は言います。

ありがたいような、少しさみしいような。
でも、そんな距離感も悪くないのかもしれないと思っています。無理に一緒にいなくても、同じ家にいるという安心感はちゃんとあるのですから。


気づけば「ひとり時間」が日常になっていた

そんなこんなで、気がつけば家で一人でいる時間がずいぶん増えました。
スマホを触っているうちに一日が終わる日もあります。

それを「無駄な一日だった」とは思いません。
けれど、どこか物足りない。何かが足りない。そんな退屈さを感じることもあります。

ある日、ふらっと散歩に出てみました。
またある日は、もう使われていない子どもの自転車を引っ張り出して、近所を走ってみました。夕方の風が思ったより心地よく、ペダルをこぐたびに少しだけ気持ちが軽くなっていく。

そうやって、小さな行動を重ねるうちに「ひとりの時間」を意識するようになりました。
ただの暇つぶしではなく、これは自分のための時間なんだと。


友達は少ない。でも、それでいい

友達はほぼいません。
正確に言えば、年に2回ほど飲みに行く友人はいます。

どこからが友達で、どこからが知人なのかは正直わかりません。ただ、小さいころから「友達」と呼べる人は本当に少なかったのは事実です。

学生時代は、それを少し恥ずかしく思ったり、劣等感を抱いたりもしました。
みんなが楽しそうにグループでいる姿を見て、「自分はどこか足りないのではないか」と感じたこともあります。

でも今思えば、もしかすると自分自身がそれを望んでいたのかもしれません。
友達は少ないほうが気楽です。余計な気遣いも減ります。

ストレスの多くは人間関係から生まれる、とよく言われますが、あれは本当だと思う。
人との距離が近すぎないからこそ、穏やかでいられるのです。


ひとりで出かけると、意外と仲間がいる

最近は一人で山に登ったり、サウナや温泉に行ったりしています。

最初は少し勇気がいりました。
「ひとりで来ている人って少ないのでは?」と勝手に思い込んでいたからです。

でも実際に行ってみると、一人で来ている人は思った以上に多い。
山道を黙々と歩く人、サウナで静かに目を閉じている人、露天風呂で空を見上げている人。

なんだ、同志がいるじゃないか。
そう思った瞬間、少しだけ肩の力が抜けました。


ひとり遊びは、最初の一歩だけが怖い

ひとりカラオケや、用もないのに近くのビジネスホテルに泊まってひとり飲みをすることもあります。

カラオケに一人で行くのは、正直かなり勇気がいります。
受付で「お一人様です」と言うあの瞬間が、一番の山場です。

でも、それは最初の一回目だけ。
一度経験してしまえば、次からは何てことはありません。

ヒトカラがこんなに楽しいとは思いませんでした。
好きな曲を好きなだけ歌い、誰にも気を遣わない。選曲も、音程も、途中でやめるのも自由です。

そして気づけば、周りにも一人で来ている人がまあまあいる。
みんな、それぞれの時間を楽しんでいるだけなのです。


ひとりが好きな人、予定がないと不安な人

これは性格もあると思います。
友達がいないと落ち着かない人、常に予定を入れていたい人もいます。

そういう人が身近にいると、ずっと一緒に行動することになりがちです。
幸い、私の周りにはあまりいません。

というか、誘いは断ります。
というか、そういう人をあまり寄せ付けないようにしています。

ああ、やっぱり私はひとりが好きなんだ。
そう認めてから、ずいぶん楽になりました。


私は孤独を感じない

不思議なことに、私は孤独を感じることがほとんどありません。

それは妻がいるからかもしれないし、子どもがいるからかもしれません。本当に感謝しています。

でも、若いころ一人暮らしをしていて、彼女もいなかった時期もありました。それでも孤独は感じませんでした。

たぶん、そういう性格なのです。
静かな時間が、苦ではない。


ひとり好きが生きやすい時代

最近は、ひとりでいる人を馬鹿にするような空気が減ってきた気がします。
「ソロ活」という言葉も当たり前になりました。

ひとり焼肉、ひとり旅、ひとり映画。
ひとりで行動することが、特別ではなくなってきています。

ひとり好きにとって、ずいぶん生きやすい世の中になったなと感じます。


それでも、みんなが嫌いなわけじゃない

誤解してほしくないのですが、複数人で遊ぶのが嫌いなわけではありません。

気の合う友人との時間は、やっぱり楽しい。
笑い合える時間は大切です。

ただ、ひとり遊びを経験してしまうと、「今日はひとりのほうがいいな」と思う瞬間があるのも事実です。

その選択肢を持てることが、心の余裕なのかもしれません。


ひとり遊びを最高に楽しむマインド

ひとり遊びを最高に楽しむマインドを手に入れる方法は、実はとてもシンプルです。

とにかく、いろいろなことを一人で経験すること。

ひとりなら、思い立ったらすぐに実行できます。
計画を立てるのも自由。変更するのも自由。

誰かと行動する場合は予定を合わせる必要があります。
3人、4人と増えれば増えるほど、実行までのハードルは高くなるでしょう。

でも、ひとりなら今日でも、今からでも動ける。

そして最後に大事なのは——
「ああ、やっぱり一人で遊ぶのが最高だ」と、自分に言い聞かせること。

思い込みも、立派なマインドです。
そう思っているうちに、本当に楽しくなっていきます。

ひとり時間は、寂しさではなく、自由です。
私はこれからも、この自由を楽しんでいこうと思っています。

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